ねじれ腸だけじゃない、太る原因にもなる4つの腸の症状とは


私たちのには、本来あるべき「正常な位置」というものがあります。
もしも正常な位置から腸がずれていれば、排泄や代謝にも大きな影響を及ぼして、太ったり、体のラインも崩れる原因になるのです。

腸の状態

日頃、便秘やむくみに悩まされているのなら、あなたの腸ももしかしたら位置がずれていたりゆがんでいるかもしれません。

まずは自分の腸の状態を知って、腸を本来あるべく「正常な位置に」戻すようにしていきましょう。
腸が正常な位置できちんと動き出せば、体も痩せやすくなっていきます。

重要なのは「腸」の位置

腸の働きが悪くなる原因、それは腸の位置が大きく関係しています。
本来あるべき位置よりも前に出ていたり、下に下がっていたりすると、排便時に重要な「腸のぜんどう運動」がスムーズに行われないのです。

それが原因となって、代謝も低下し、太りやすくなるなど体のラインにも影響が及んでしまいます。

骨盤

腸の位置づけを行っているのは骨盤です。
腸は、骨盤の中におさまる「骨盤内臓器」。

つまり、骨盤の位置がずれていれば、おのずと腸もねじれたりするなど、直接的に影響を受けてしまいます。
骨盤をあるべく位置でキープすることができれば、腸も動きやすい美腸になれるのです。

骨盤の調整~体幹に関わる筋肉を鍛えよう

骨盤が歪んでしまう原因は、筋肉の問題であることがほとんどです。
筋力の低下や、骨盤の左右のバランスが崩れると骨盤の位置もすれてしまいます。

骨盤を整えるためには、脚の筋肉だけでなく、骨盤底筋も鍛えることが重要です。

骨盤底筋

筋肉のバランスの悪さからおこる、骨盤のゆがみや腸のトラブルは大きく4つの状態に分類されます。
自分の腸の状態を判断して、エクササイズを行っていきましょう。

いずれも軽度の筋トレになるので、ダイエットにも効果的です。

4つの腸の状態に分け、チェック項目を設けました。
当てはまる項目が多ければ、それがあなたの腸の状態

しかし、チェック項目に4つ以上当てはまるものが複数みられる場合には、「複合型」である可能性も
チェック項目が全てにおいて4つ以下の人は、腸の状態に問題がない人だと考えられます。

でっぱり型の腸

  • ヒールを履くと腰が痛い
  • うつぶせ寝でいると腰が痛くなる
  • お腹が突き出ている
  • でっちりである
  • 脚が太い
  • 頑張り屋である
  • 大抵快便なのに、たまに下痢を起こす
  • 壁を背にして立った場合、腰部分に握りこぶしが一個以上入る

壁を背にして後頭部、肩甲骨、お尻を壁に付けて立ってみましょう。
この状態で腰と壁の間に、握りこぶしが一個以上入る、という人は骨盤が前に傾いていると判断できます。

骨盤の前への傾きは腰痛の原因にも。

出典:http://www.nikkei.com/

でっぱり型の腸が引き起こす不調とは

骨盤が前に傾いている人は、腸が押し出されて腰に負担がかかります。
骨盤が前に傾いていると、その影響から腹筋が伸びて弱くなってしまいます。

このタイプの人は、体の横から見ると腰は反った状態になっており、体には無理な状態。

そしてこのように、無理な体勢で耐えられている、という人は交感神経が優位になることがあり、それが原因となって急に下痢を起こすこともあります。

重要なのは腹筋を鍛えること。
そして骨盤を正しい位置に戻しましょう。

でっぱり型の腸の太り方

でっぱり型の腸の人は、下半身太りになりがちです。

下半身太り

急な下痢は腸の動きも過敏になり、さらにお腹が前に突き出ている体勢が腰に負担をかけます。
腰への負担が脚につながる神経を刺激して、下半身の筋肉はかたくなりやすくなり、血行も悪くなります。

これが、下半身太りの原因に。

でっぱり型の腸のためのエクササイズ

前に傾いてしまった骨盤を、あるべく位置に戻すためには腿の前側の筋肉を緩めることが大切です。
腿の前の筋肉が硬くなり、縮まったままでいると骨盤も前に引っ張られてしまいます。

腿の前の筋肉を緩める

タオルなどを丸めて枕状にし、首の下にしく。
左半身を下にして横になったら、床側にある左手はまっすぐ床と平行にのばす。

右脚を後ろに曲げ、足の甲を右手でつかむ。

右手で足の甲をお尻に引き寄せ、5回ゆっくりと呼吸する。
腰が反らないように行う。
右側を下にして、同じように行う。

腰の強化

膝を立てて仰向けに寝る。
両腕は胸の位置でクロスさせる。

この時、膝はしっかりと左右くっつけ閉じること。

そのまま腹筋をする容量で状態を起こす。
自分のおへそをのぞき込むようにしながら行い、腰が反らないように注意する。

上半身を起こしたら、右ひじと左膝を近づける。
この時、腰をツイストさせ反対側も同様に行う。

2回から3回は繰り返して行う。

ちぢこまり型の腸

  • 猫背
  • 二の腕が太い
  • 疲れやすい
  • 呼吸が浅い
  • 残便感を感じる
  • 便がコロコロと硬いことが多い
  • 内気だ
  • 壁を背にして立った場合、腰の部分に手のひらの厚さが入らない、後頭部が壁につかない

腰の部分に手のひらを入れるときには、親指を手のひら側に曲げてやってみましょう。
この状態の手のひらが腰の部分と壁の間に入らない場合は、骨盤が後ろに傾いていると判断できます。

ちぢこまり型の腸が引き起こす不調とは

骨盤が後ろに傾いていると、上半身の重みが腸に覆いかぶさるようにかかるため、腸はスムーズな動きをすることができません。

それが原因となり、腸のぜんどう運動がうまくできず便が硬くなりがちになるのです。
骨盤が後ろに傾くと、腰が丸くなるため自然と猫背になります。

猫背

そして座ったときに自分の楽な姿勢を取ろうとするため、さらに腰を丸めてしまうのです。

ちぢこまり型の腸の太り方

ちぢこまり型の腸の人は、排便のときに「いきむ」ために使う腰まわりの筋肉が弱くなっています。
これはつまり体幹が弱いということ。

体幹が弱いと、下半身の脂肪は溜まりやすくなります。
そのため、下っ腹がぽっこりに・・・。
体幹をしっかりと鍛えることが重要です。

お腹ポッコリ

ちぢこまり型の腸のためのエクササイズ

骨盤の位置だけ戻すことができても、腸とつながっている横隔膜が硬ければ意味がありません
ちぢこまり型の腸の人は、横隔膜もちぢこまっている可能性が大
しっかりとストレッチしていきましょう。

横隔膜ストレッチ

椅子に浅く座り手のひらを天井にむけた状態で、胸の下にある肋骨に沿わせる。
足は腰幅くらいに開く。

気を吐きながら、上半身を前に倒す。
肋骨にあてている手の甲が腿に付いたら、指先で横隔膜をおすように意識する。
そのままさらに前に倒れる。

このまま指の上に完全に覆いかぶさるようにする。
ゆっくりと3回行うようにする。

片膝立ち

両手は腰にあて、右脚を前に左脚を後ろに置き腰をおとす。
横からみた時には、頭と肩と腰が一直線になるようにする。
後方にある左膝は床に着けずに浮かせる。

バランスが取れたら、腰に当てていた手を背中側で組む。
肘はしっかりと伸ばし、こぶしを引き下げてしっかりと肩甲骨を引き寄せる。

斜め上方を向いて、腰から背中をしっかりと伸ばす。

大きく息を吸うことで、横隔膜も伸びます。
脚を左右変えながら2回ずつ行う。

さがり型の腸

  • 体重よりも太って見られがち
  • 痔である
  • 生理痛が重い
  • 冷え症
  • むくみやすい
  • 便秘でなかなか排便できない(時間がかかる)
  • 排尿時に途中で尿を止めることができない
  • 椅子にすわると膝が開いてしまう

リラックスして椅子に座ったとき、膝が開いてしまう・・・。
このタイプの人は、内腿の筋肉が低下して骨盤が開いてしまっている可能性があります。

生理痛

さがり型の腸が引き起こす不調とは

骨盤が開いていると、腸は下へと下がり「下垂」した状態になります。
内腿の筋肉が硬かったり、力が入りづらい場合、骨盤底筋もゆるみやすく骨盤も開きがちになります。

こうなってしまうと、腸は本来あるべく位置にはいられず、下垂してしまうことに。
内腿の筋肉低下の一番の原因は、運動不足にあります。

あまり普段から歩かない、階段は避けてしまう、という人が多いかもしれません。

さがり型の腸の太り方

腸が下がれば消化吸収機能も低下します。
つまり代謝も悪くなるので、体全体が太りやすくなってしまいます。

体重計

骨盤から脚にかけての筋力の低下は、体液の循環を促すポンプのような機能もうまく働かなくなるので「むくみ」の原因にもつながります。

さがり型の腸のためのエクササイズ

お尻を伸ばす

仰向け寝て、両膝を曲げる。
曲げた右脚の腿に左の足首をかける。

右膝を両手で抱え込んだら、背中が浮かないようにしながら右膝を胸に引き寄せる。
脚を左右変えて両方行う。

内腿のエクササイズ

仰向けに寝転んだら、軽く両膝を立てる。
両脚は内腿を意識してぴったりつけて揃える。

手のひらは床に向け、腕は「ハの字」に広げる。
両脚を揃えたまま、天井に向けて上げる。

腰から脚も直角、脚と足首も直角になるように意識する。
足の裏で天井を押すイメージをもつ。

この状態で足を左右に開く。
開くところまでゆっくりと開閉する。
ゆっくりと3回行ったら、一度脚を下ろして繰り返す。

2セットは行うようにする。

ねじれ型の腸

  • 筋肉質に見られがち
  • 肩こりが酷い
  • 腰骨の位置が左右違う
  • ストレス、イライラが多い
  • 脚を組んでしまいがち
  • 便秘のあとは下痢になる
  • PMSが酷い
  • 体を左右に曲げると、左右で感覚がちがう

立った状態で、太ももから下へと手を滑らせながら体を曲げます。
左右行って、どちらかが曲げづらいなどの違いを感じたら骨盤が歪んでいると判断できます。

ねじれ型の腸が引き起こす不調とは

これがまさにねじれ腸

腸が前後、左右、いかなる形かでねじれてしまっている状態です。
これは歪んだ骨盤の中に、腸が無理やりおさまっていることが原因

これは腸に大きなストレスがかかり、便秘と下痢を繰り返す人も多くみられます。

椅子に座ったら脚を組んでしまう、という人やカバンをいつも同じ方の手で持っていたり、普段の姿勢が原因となっていることが多いです。

脚を組む

ねじれ型の腸の太り方

ねじれ型の腸は、かた太り傾向が強くみられます。
筋肉質であるわけでもないのに、なんだかがっちりとみられてしまうこともあります。

血流をよくして、筋肉のこわばりを解消するのが重要です。

ねじれ型の腸のためのエクササイズ

腰回りをひねる

仰向けになって手のひらを床にむけ、横にまっすぐに伸ばす。
内腿に力を入れ、両脚は閉じる。

そのまま右膝を直角を目安に立てる。
右脚を左脚にのせるようにして腰をひねる。

右側の肩甲骨は床につけたまま、腿の裏やお尻、背中が伸びるのを意識する。
反対側も同じように行う。

骨盤の土台の強化

仰向けに寝て、両膝を立てる。
膝の角度は直角を意識する。

脚はしっかりと閉じ、手のひらは床に向けて両腕は「ハの字」に開いておく。

右脚を膝を曲げずに上げ、足首は直角にしてかかとで天井を押すイメージを。
腿の裏の筋肉が伸び、表側は縮んでいることを意識する。

ゆっくりと右脚を下ろしたら、45度くらいのところで止めてキープする。
5回ゆっくりと呼吸したら、脚をゆっくりと床まで下ろす。

反対側も同じように3セット繰り返す。

太る原因にもなる4つの腸の状態とは まとめ

腸の状態によって太り方にまで違いがあるとは驚きですね。
一言で腸内環境を整える、といってもただ乳酸菌や食物線維を豊富に摂取すればいいというわけではありません

便秘

腸の中も大切ですが、腸が身体の中のどの位置で、どのような形で存在しているのかも重要なのです。
今回は、4つの腸の状態に分けて太り方やエクサイズを紹介してきましたが、多くの女性は複合型でいくつかの状態がミックスしていることも多いようです。

骨盤と腸の関係は深く、骨盤の乱れは太りやすくなる原因にもなることは明らかです。
まずは、自分の腸がどんな状態にあるのかを知り、適度なストレッチを取りいれていくようにしましょう。

ストレッチ

またいくらストレッチだけ頑張っていても、便のため込みがそのままでは腸も身動きがとれません
ストレッチと併用して、プレミアムデトックティーで中からもケアしていきましょう。

プレミアムデトックティー

プレミアムデトックティーは、55種のハーブとスパイスをブレンドしてつくられた排出サポートのお茶です。
エステサロンや、クリニックなどでも扱いがあり一般向けというよりも「プロ仕様」の製品として知られています。

私たちに足りていない食物繊維だけでなく、美容をサポートする成分も豊富に配合されています。
日々の排出を習慣づけながら、しっかりとエクササイズも取りいれていけば、食事制限や過度のダイエットは必要なくなるものなのです。

腸は中からもキレイに、そして本来あるべく正しい位置におさめておけるようにしましょう。

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