腸の病気とおならの原因


急におならが増える原因

急におならの量や回数が増えると、腸の病気を疑うでしょう。
どこでも放屁できる環境にいる場合はいいのですが、周りにたくさんの人がいる
職場で拘束状態の時に頻繁にお腹が張ってしまうのは困りますよね。

この場合もちろん胃腸科や内科で診察してもらうことが大切なのですが、
中には腸に異常はないのにおならが頻繁に出てしまうという場合もあるのです。

そのおならは、なぜやってくるのか?
症状別にお話していきます。

おならの原因①【過敏性腸症候群】

これはストレスから発症してしまう、心の病気です。腸と脳は密接な繋がりがあり、
脳で感じたストレスが腸に悪影響を及ぼしているのです。

主に女性に多いと言われる過敏性腸症候群は、1度発症するとなかなか完治しずらい
と言われています。
なるべく早い段階でストレスを解消し、生活習慣や食生活を見直すことが
大切なのですが、「おならが恥ずかしい」と感じてしまう女性は誰にも相談できず、
受診も出来ず、一人で悩みを抱え込んでしまうことが多いようです。

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それゆえ、「おならの悩み」がさらにストレスとなり、症状を悪化させてしまい、
どんどん深みにはまっていってしまいます。

どこにいてもおならがしたくなり、出してはダメだと思えば思うほどお腹は
張っていき、しかし結局漏らすことになり恥ずかしい思いをして
「二度と同じことを繰り返したくない」と強く思うようになることも。

そして、また同じような状況で「またおならがしたくなったらどうしよう」と
考えるようになり、この、“考えること”が、おならを誘い出すことになってしまうのです。

過敏性腸症候群の症状としては、おならはもちろんのこと、便秘や下痢という
便の異常症状も伴います。

おならはもちろんのこと、トイレへ駆け込むことも、トイレに入ったままなかなか
出られないということも、出来れば人前ではしたくないものです。

おならや便は誰でも出るものと考え、なるべく悩みすぎず、胃腸科で1度検査して
もらいましょう。
もし異常がないのであれば、心療内科を受診することをお勧めします。

話すだけで案外楽になる場合もありますし、緊張を和らげ、おならの発生を抑えて
くれる薬も出してもらえます。
一人で悩まずに、前向きな一歩を踏み出すことが出来れば、今後の生活をきっと
良好なものへと導けるはずです。

おならの原因②【呑気症】

これは緊張することにより、無意識に唾をたくさん飲み込み、同時に空気もたくさん
呑み込んでしまうことで起こる病気です。

誰でも緊張すると、生唾をゴクンと呑み込んで足むことがありますね。
呑気症の場合は、普通の人が普通に緊張する場以外でも緊張しやすく、この唾を飲み込む
回数がとても多いのです。
その為、呑み込んだ空気が行き場を失い、おならとなって出ようとしてしまいます。

悩む女性

呑気症の場合も過敏性腸症候群と同じで、おならが発生しすぎて、それを我慢すること
から余計に緊張し、さらに唾を呑み込むようになってしまうという悪循環から
発症してしまいます。
しかしこの場合、おならの元となるものはほぼ空気ですので、臭いがありません。

ですから、安心して出してしまいましょう。

無臭で、どこでも出していいのだと思えるようになれば、自然とむやみに緊張する
こともなくなり、空気を呑み込む回数も減っていくでしょう。

空気を呑み込むことが減れば、おならの量も自然と減っていくものです。

また、無意識に歯を食いしばっている場合も考えられます。
食いしばることで体がこわばり、緊張を生み、空気を飲むことに繋がってしまうのです。

緊張しているなと感じた場合は、意識的に口の中を緩めてみましょう。
肩の力を抜いて深呼吸することも大切です。


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